人は物体をよく見ようとするとき、直接手に取って顔を近づけます。ただ、近すぎても物体がぼやけてしまいますので、なかなかピントが合わず「物体が良く見えない…」と悩んだ経験を持つ人も多いのではないでしょうか？

 

このようなときは、ルーペを活用しましょう。目のピントを合わせにくい小さな物体も、ルーペで拡大させると楽に見ることができます。

 

ルーペとは、単レンズでつくられたシンプルなレンズ製品で、対象物を拡大して見ることができる視覚の補助道具です。通常、レンズは光を散らす凹レンズと、光を集めて像をつくる凸レンズの2種類に分かれます。物に光を当てると反射した光が色々な方向に広がりますが、凸レンズが光をとらえると、光を一箇所に集めることができます。

 

レンズにはこのような仕組みがあるため、ルーペは凸レンズを利用していて、近くにあるものを拡大して見ることが可能です。焦点が合うように調節するのではなく、あくまで拡大鏡のような役割を担っています。そのため、新聞などの細かい文字を読む際に大変便利なアイテムです。