「さばえルーペ」の開発前は、製造元の職人さん方も老眼鏡や市販のルーペに頼りながら作業をしていました。しかし、なかなか細かい作業は思うようにはかどりません。市販のルーペ（眼鏡の上から掛けるタイプが主流）も様々なタイプを試しましたが、どれもなかなかしっくりきませんでした。
 
・樹脂成型のフレームが顔にあたって痛い…
・地味に重い…
・下になってるめがねの鼻パッドも痛い…！（←全体の重みをベースのメガネで受けるため）
・ズリ落ちてくる…それを直すのがまためんどう…
・こめかみが痛い…
・ちょっと何かを確認するときに、いちいち大きな樹脂成形のルーペを外すのもめんどくさい…！（これが結構煩わしいんです。下のメガネも一緒に外れてしまったりします）
 
このように、使い心地がどうしても気になってしょうがありませんでした。
 
困った彼らは、ある時ふと「うちは金属加工のプロフェショナルじゃないか。自分のモノぐらい自分で作ればいいんや」と気づきました。徐々に同年代の社員も巻き込み、使い心地や掛け具合など感想やいろいろな意見を出してもらいました。
 
やはりみなプロの職人です。そうこうしているうちに、だんだんこだわりが出てきて、どうせつくるなら納得のいくいいモノを作ろう！と熱が入ってきました。
 
製造元の職人さん方が得意とするのは、金属のバネを活かして圧力を分散するような加工です。この加工は金属の素材はもとより、厚みや重さ、金属そのものの柔らかさ、微妙な角度の付け方や巻の具合で結果が大きく変わってきます。彼らは、その様々な要素・クセを知り尽くしたうえで加工する技術を持っています。
 
「さばえルーペ」は、そんな力を結集して、とにかく掛け心地を追求して作られました。
この快適さと、作業のはかどり具合をぜひご体感ください！